Dr美穂 Dr美穂の

もっとピルを知ろうよっ!
ピル作用のメカニズム

下垂体前葉・・・性中枢
■ 排卵を抑える
卵胞の成長や排卵を促す
ホルモンの分泌を抑制して
排卵を抑えます
ピル説明用 ■ 子宮内部の形成を抑える
子宮内膜をあまり増殖させず
万一、受精しても着床しにくい
状態にします
■ 頚管粘膜の粘り気を高くする
子宮頚管(子宮と膣との境目部分)から分泌される粘膜の
ねばり気を高くして蓋のような状態にします。蓋が形成さ
れると、精子が子宮の中に入りにくくなります


<<ピルが関係する女性ホルモン>>
卵胞刺激ホルモン
(FSH)
下垂体から分泌されるホルモンで卵胞に作用して卵胞を成熟させます
黄体形成ホルモン
(L H)
FSHと同じく下垂体から分泌されるホルモンで成熟した卵胞に作用し
て黄体に変化させます。その際血中の黄体ホルモン形成濃度が急激に
上昇して成熟卵胞の黄体化と排卵を起こさせます
卵胞ホルモン
(エストロゲン)
卵胞や黄体が分泌するホルモンで子宮内膜を増殖させたりします
黄体ホルモン
(プロゲステロン)
主に黄体が分泌するホルモンで子宮内膜を受精卵が着床しやすい状態に
調えたり、厚くなった子宮内膜を維持して出血がおこらないようにします。


◎ 血圧測定 高血圧は血栓症を起こしやすくなる一因です ◎身長体重測定 肥満の人は血栓症をおこしやすいいと言
われています
◎ 身体的診察 肝臓が固くなっていないか、甲状腺が腫れて
いないか、などを調べます
◎ 検尿 糖尿病にかかっていないか、腎臓の機能が
弱っていないかなどを調べます。
◎ 血液検査 血栓症を起こしやすくなっていないか、
肝機能が弱っていないかなどを調べます
◎ 内診 妊娠していないか、子宮筋腫や、子宮頚癌な
どがないかを調べます
◎ 乳房検診 乳癌は女性ホルモンによって悪化する事
があるので乳癌がないかを調べます
◎ 性感染症検査 性感染症にかかっていないかを調べます。
また、ピルでは、性感染症の予防や治療は
できません


例) 月経周期が28日の人の場合
月経開始より21日間連続内服し、その後の7日間を休薬します。29日目より服用再開


↑は、あくまでも一例で、使用するピルや、個人の体質等により一律ではありませんので
医師と十分相談した上で決定するようにしましょう


※ 万一飲み忘れた場合 ※
ここ大事ですよ〜〜 当日(毎日飲む時間から
24時間以内)
翌日 翌、翌日以降
飲み忘れてからの経過時間が24時間未満 気づいたとき飲む 通常どおり 通常どおり
飲み忘れてからちょうど24時間経過したした場合 _____ 前日分と合わせて
2錠服用
通常どおり
飲み忘れてから24時間以上経過した場合 _____ 服用中止、その周期は他の避妊法を使用する事
次の月経開始時より、再度、服用再開



重大な副作用
◎ 血栓症 血栓症とは、血管中に流れている血液が塊をつくってしまう病気です。下肢の血管、脳、肺の血管
が詰まってしまうと、初期症状としては、ふくらはぎの痛み、むくみ、 胸の鋭い痛み、突然の息切れ
手足のしびれ、 激しい頭痛、めまい、 失神、視覚・言語障害が出現します
*注意 このような症状がでたら、すぐ医師の診察を受けるようにして下さい
その他の副作用
◎ 比較的頻度の高いもの 悪心・嘔吐 :下腹痛 : 頭痛 : 乳房痛 : 不正出血
*これらの症状は、比較的飲みはじめの時期に高頻度で発現しますが、数ヶ月のみ続ける
うちに消失する人がほとんどです
◎ 比較的頻度の低いもの 体重増加 :: 血圧上昇 : 血中脂質上昇など

ピルは、使い方さえ間違わなかったら決して危険な薬では
ありません。どうぞ、お気軽にお尋ねくださいネ

BY Dr美穂